皆さん、こんにちは!
税理士安井事務所の青山です。
ついに梅雨入りですね。
雨が降ると移動が大変なので、あまり好きな時期ではありませんが、農家の息子としては雨が降らないと実家が大変なので、仕方ないかとあきらめて日々頑張っております。
さて、今回は保険と退職金を使った資産形成のご提案です。
この方法は役員報酬もそんなにたくさん必要ない、お子様が就職されて、そんなにお金も使い機会ないしな~ってお考えの方向けの方法です。
じゃあどんなことをやるのかというと、単純に役員報酬を引き下げて、その金額で保険料を支払い、退職時にその保険を解約して保険の解約返戻金を退 職金の原資として活要するという方法です。
では、なぜ役員報酬でもらわずに退職金でもらったら資産形成が出来るのか といいますと、役員報酬でもらった場合には社会保険料・税金が差し引かれ ますが、退職金には社会保険料が掛かりませんし、退職金の税金計算は特別 な方法がとられているので税金も安く済みます。
例えば、役員報酬100万円の方が80万円に役員報酬を引き下げて、10 年後に退職予定であり、その時の通算勤続年数が40年であった場合を例に考えてみます。
説明を簡単にするために万円未満四捨五入しております。
年収1200万
社会保険料136万
税金202万円
手取額862万円
↓
年収960万
社会保険料123万
税金134万
手取り額703万円
退職金の計算 役員報酬を引き下げてもらっていない分を退職金としてもらうとすると、 20万×12ヶ月×10年=2400万円 説明は省きますが、退職所得控除額というものがあり、40年お勤めの場合、 2200万円を退職金から控除することが出来、さらにその金額を2で除し たものに税率をかけて税金を求めます。
上記の例では所得税・住民税合わせて15万円なので、
退職金での手取り額
2400万-15万=2385万円
100万円の報酬を10年もらい続けた場合には
862万円×10年=8620万円の手取り額に対して、
役員報酬を下げてその分退職金でもらった場合には、
703万×10年+2385万円=9415万円 が手元に残ることになりますので、その差額が795万円にもなります。
この方法では選択する保険の種類も非常に重要になりますので、ご興味のあ る方は当事務所までご相談ください。
皆さんもぜひ一度ご検討くださいね。
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